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成虫の体

蝶といえば、ふつう成虫のことをさします。大きな羽をもつ成虫は非常に目立つ存在ですが、彼らの体はどのようなしくみになっているのでしょう?


一般的に最も知られている蝶の姿です。成虫になった蝶は、空を飛び同じ種の相手を見つけて交尾をして、子孫を残すための体をしています。そのため成熟した生殖器官の他に、空を飛ぶためと相手に自分をアピールするための大きな羽を持ち、また、相手を遠くからも見つけられる大きな目や、臭いを嗅ぐ触角が発達しているのが大きな特徴といえます。

蝶の主な体の各部の名前は下の写真にある通りです。

成虫の蝶の体は、昆虫ですから頭・胸・腹、と大きく三つに分けて見ることが出来ます。各部の詳しい解説については、下の各項目を参照してください。


頭部胸部腹部

 頭 部(とうぶ)

 ・触角(しょっかく)
 ・複眼(ふくがん)
 ・口吻(こうふん)
 ・下唇髭(かしんひげ)

 胸 部(きょうぶ)

 ・翅(はね)
 ・
(あし)

 腹 部(ふくぶ)

 ・消化器官(しょうかきかん)
 ・気門(きもん)
 ・交尾器(こうびき)

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