テングチョウは、タテハチョウの仲間でも原始的な蝶と考えられています。幼虫は他のタテハチョウとは違うむしろシロチョウの仲間のような形をしています。
テングチョウ亜科には以下の13種類の蝶が含まれます。ムラサキテングチョウの雄を除く、ほとんどの種類が同じ様な斑紋と色彩をしています。アメリカ大陸に生息しているテングチョウcarinenta, fulvescens, motya, terenaの4種は、学者によってLybitheanaという別の属に分類されることがあります。
- ヨーロッパテングチョウ*Libythea celtis
- ヒイロテングチョウ* Libythea collenetti
1925年を最後に採集記録がなかったこの種は絶滅したものと思われていましたが、2001年に再発見されました。
- テングチョウLibythea lepita
- アジアテングLibythea narina
- キオビテングチョウLibythea myrrha
- アフリカテングチョウLibythea labdaca
- Libythea laius
- モーリシャステングチョウ*Libythea cinyras
アフリカ大陸の東にある、モーリシャス諸島に生息していたと言われるテングチョウ。今は絶滅したと言われています。
- ムラサキテングチョウLibythea geoffroyi
- アメリカテングチョウ*Libythea carinenta
- キイロテングチョウ*Libytheana fulvescens
- キューバテングチョウ*Libythea motya
- モンキテングチョウ*Libytheana terena