テングチョウ亜科(Lybitheinae)のページ
■鼻(パルピ)が長く、まるで天狗のような顔をした蝶の一群です。テングチョウの仲間は全世界に分布していますが、種類数は10種類ほどとそれほど多くありません。
▲長い鼻のようなパルピをもつテングチョウ
テングチョウは、タテハチョウの仲間でも原始的な蝶と考えられています。幼虫は他のタテハチョウとは違うむしろシロチョウの仲間のような形をしています。
テングチョウ亜科には以下の10種類の蝶が含まれます。ムラサキテングチョウの雄を除く、ほとんどの種類が同じ様な斑紋と色彩をしています。アメリカテングチョウとナンベイテングチョウは、学者によってLybitheanaという新しい属に分類されることがあります。
- テングチョウLibythea celtis
- ヒイロテングチョウ* Libythea collenetti
1925年を最後に採集記録がなかったこの種は絶滅したものと思われていましたが、2001年に再発見されました。
- Libythea lepita
- アジアテングLibythea narina
- キオビテングチョウLibythea myrrha
- アフリカテングチョウLibythea labdaca
- Libythea laius
- モーリシャステングチョウ*Libythea cinyras
アフリカ大陸の東にある、モーリシャス諸島に生息していたと言われるテングチョウ。今は絶滅したと言われています。
- ムラサキテングチョウLibythea geoffroyi
- アメリカテングチョウ*Libythea bechmanii
- ナンベイテングチョウ*Libythea carinenta
[次へ]