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テングチョウ亜科(Libitheinae)のページ

■口吻のように突き出た口吻鬚が特徴で、それが鼻のように見えることから天狗の名が付けられています。小型から中型のチョウで、熱帯および亜熱帯地域に広く分布しています。 この亜科には、ほとんどの種を含むテングチョウ属(Libythea)があり、分類学者によっては、アメリカテング属(Libytheana)を別の属として認める場合もあります。ナンベイテングチョウなどは、渡り行動が知られており、大規模な群れを形成することもあります。
一般的に森林の縁や幼虫の食草である植物(ニレ科、特にエノキ属が多い)がある地域に生息します。翅の裏面は地味な色合いで、非常に優れたカモフラージュ効果がありますが、翅の表面はより鮮やかな模様が見られることがあります。


■テングチョウ(Libythea Fabricius, 1807)属

◇テングチョウ亜属(Libythea Fabricius, 1807)


【テングチョウ】Libythea lepita lepita Moore, [1858] ♂(表・裏)
日本(山梨県) Yamanashi, Japan 前翅長 24mm
日本に生息している唯一のテングチョウ。


【キオビテングチョウ】Libythea myrrha sanguinalis Fruhstorfer, 1898 ♂(表・裏)
ベトナム Vietnam 前翅長 26mm


【マダガスカルテングチョウ*】Libythea ancoata Grose-Smith, 1891 ♂(表・裏)
マダガスカル Madagascar 前翅長 19mm


【ヒイロテング*】Libythea collenettei Poulton & Riley, 1928 ♂♀(表)
マルケサズ諸島 Marcesas Is. 前翅長 21mm / 21mm
1925年以来記録が途切れ、2001年再発見されたテングチョウ。


【アジアテング*】Libythea narina rohini Marshall, 1881 ♂(表・裏)
タイ Thailand 前翅長 24mm
東南アジアに生息するテングチョウの一種。



【ムラサキテングチョウ】Libythea geoffroyi maenia Fruhstorfer, 1909 ♂♀(表・裏)
パプアニューギニア Papua New Guinea 前翅長 29mm /27mm
雄の羽はテングチョウの仲間で唯一青色をしている種類。


【ムラサキテングチョウ】Libythea geoffroyi alompra Moore, 1901 ♂(表・裏)
ベトナム Vietnam 前翅長 28mm

◇アメリカテング亜属(Libytheana Michener, 1943)


【アメリカテングチョウ*】Libythea carinenta carinenta (Cramer, [1777])♂(表・裏)
メキシコ Mexico 前翅長 25mm
北米南部から南米に産するテングチョウ。


【アメリカテングチョウ*】Libythea carinenta bechmanii (Kirtland, 1851) ♂(表・裏)
アメリカ合衆国(インディアナ州) Indiana, USA 前翅長 21mm


【キューバテングチョウ*】Libythea motya (Hübner, [1823]) ♂(表・裏)
キューバ Cuba 前翅長 21mm



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