ラッフルズセセリは、蝶の仲間で唯一翅棘(しきょく)と抱鉤(だきかぎ)をもっている、大変珍しい種類です。これは蛾の特徴とされていた為、ラッフルズセセリを蛾として扱う学者もいたほどです。このほかにも触角が長いなど、他のセセリチョウとは違う特徴がいくつかあります。
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後翅の基部から棘が出ていて、それを前翅からでているカギに引っかかっています。
■ラッフルズセセリ属(Euschemon, Doubleday, 1846)
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【ラッフルズセセリ】Euschemon rafflesia (Macleay, [1827]) ♂(表・裏)
オーストラリア Australia 前翅長 26mm
蝶の仲間で唯一翅棘をもつ、特異な種。
翅棘(しきょく)があるのはオスのみで、メスには無い。