幼虫の脱皮のページ
■蝶の幼虫が脱皮する様子を紹介します。 最後に動画もあります。
幼虫が食べるのをやめて、じっと動かなくなったら、それは脱皮をするかもしれません。このときの幼虫は大変弱いので触らないようにしましょう。幼虫の頭がぐっと下のほうへ曲げられて、首の辺りが膨らんでいれば、まず脱皮と思って間違いありません。
ここではクロアゲハが脱皮する様子を見てみましょう。
▲夕方6時ごろの4齢幼虫の様子
▲この時すでに新しい単眼が皮膚の下に見えています。
これは新しい頭が古い頭の殻から抜け出して、体に入ってしまっている状態です。
▲午後10:26、体をうねらせ、脱皮がはじまりました
▲首辺りの皮が裂けて顔が出てきました
▲白い筋が見えてきました。これは、気管の中の皮が裏かえって出てきたものです。
皮が後ろに向かっているのが確認できるわけです。
▲かなり気管の皮が伸びて、古い皮が脱げているのが分かります
▲前脚がでました。ここで午後10:45です。
▲中脚が出ました
▲そして後脚
▲今度は腹脚がでてきました
▲どんどん脱ぎます
▲もう少し・・・
最後にお尻が出ました
▲「全部脱げたかな?」と確認しているみたいですね
▲古い頭の殻を取ります
▲脱皮完了。午後10:50で終りました。
▲お疲れ様でした。しばらくすると、脱いだ皮を食べてしまいます。
この動画はアメリカのニシトラフアゲハ脱皮の様子を撮影したものです。