世界の蝶を網羅する大図鑑
Adalbert Seitz(1860-1938)はドイツの鱗翅目を研究していた昆虫学者で、全16巻になる世界の大型鱗翅目(The Macrolepidoptera of the World)を作りました。世界中の蝶や蛾を10~14色を使ったリトグラフによるイラスト図版を作成した大変きれいな図譜です。この図鑑はドイツ語、英語、フランス語で発刊されました。1912年までに完成させる夢はかなわず、彼が死去したあとも続けられましたが、1954年に止まってしまいました。
▲ザイツ 南北アメリカの蝶より
オンラインで見られるザイツ図鑑
大変高級なザイツの図鑑ですが、現在オンラインで一部その図鑑を見ることが出来ます。ここでは、インターネット図書館のインターネット・アーカイブ(Internet Archive)でみられるザイツ図鑑(英語版)を紹介します。下記にアクセスしたら、左にある「View the book」から 「Read Online」で見ると見やすいです。ここでは、蝶の部(1,5,9,13巻)だけをリストアップしています。
第一巻 旧北区の蝶(The Palearctic butterflies)図版
第一巻 旧北区の蝶(The Palearctic butterflies)テキスト(英語)
第五巻 南北アメリカの蝶(The American Rhopalocera)図版
第五巻 南北アメリカの蝶(The American Rhopalocera)テキスト(英語)
第九巻 オーストラリア区の蝶(The Indo-Australian Rhopalocera)テキストと図版(英語)
第十三巻 熱帯アフリカ区の蝶(The Ethiopian Macrolepidoptera)図版
第十三巻 熱帯アフリカ区の蝶(The Ethiopian Macrolepidoptera)テキスト(ドイツ語)