(黄色型♀)
(橙色型♀)
(黒色型♀)
【ウラギンアゲハ】Baronia brevicornis Salvin, 1893 ♂♀♀♀
メキシコ 前翅長 30mm / 36mm / 30mm / 33mm
雨の多い6月~8月 マメ科のアカシアの一種Acacia cochliacanta メキシコのみ
別名メキシコアゲハ。裏面は和名にあるとおり、銀色の紋をもつ。
最も原始的な蝶の一つとされ、「生ける化石」とも呼ばれる。個体変異が激しく、一部は毒蝶などに擬態している様に思われる。
アゲハチョウ科の特徴としては:
1.幼虫は臭角をもつ
2.成虫の前脚に葉状片をもつ
アゲハチョウ科に見られない特徴としては、後翅の臀脈が1本ではなく、2本あることがあげられる。これはシロチョウ科やタテハチョウ科に見られる特徴であり、アゲハチョウの仲間が臀脈を一本失う前の状態を維持
し続けていたと推測されている。食草がマメ科というのも異例。幼虫は食草の葉を吐き出した糸を使って簡単な巣を作る。これはセセリチョウ科の幼虫によく見られる生態である。蛹化は食樹の根元の土の中にもぐり、行われる。