レシント(Recinto - レキントとも言う)は、チジャン(Chillan - 上品なスペイン語で言えばチヤンだが、ここはラテンだ!)からアンデス山脈に向かって1時間強バスで行く、小さな町である。チジャンはクリコから車で南に250km位行ったところにある町である。この辺はクリコと違い、VIII Regionとなり、念願のクワガタ類も生息している。クリコより植物が青々しく、温帯気候で日本人がほっとできる場所でもある。クワガタとは全然関係ないが、民家のプールにタランチュラが浮かんで死んでいたのには、びっくりしてしまった(熱帯クモじゃなかったのね)。思わず撮影は忘れてしまった。因みにこいつにかまれても、大したこと無いらしい。アルゼンチンには猛毒の奴がいるらしいが。ついでに、畑にはザリガニらしきものも生息していた。


レシントの風景

レシントに着いた我々はまずセルジオ氏が標本を購入している農家を訪れた。途中花に止まっているジャノメチョウを捕まえる。アクセントの赤がなかなかよろしい。ここはアントニオいうおっちゃんがいて、庭の端でいくつかの標本を整理していたので、見せていただくことにした。

セルジオ氏(左)とアントニオ氏(右)


早速出てきました!チリクワの仲間、Chiasognathus shoenemannibeneshiと思うのだが・・)。
珍しいそうだが箱にはいっぱい入っている。因みに全部、酢酸エチル臭い、見事な標本でした。


そんでもって、こいつがビューティクワことStreptocerus speciosus。一属一種のこれまた珍しい種類(だそうだ)。
こんなの見せるなよぉ。欲しくなっちまう。・・・ん?どっかで見たような・・・。

これまたクワガタと関係なくて申し訳ないのだが、ここには色々なカミキリやタマムシが生息している。この辺のコレクターにとってはなかなか楽しい場所になりそうだ(アントニオのおっちゃんは沢山採っていましたよ)。


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