BUTTERFLY PARK

(マレーシア・クアラランプール)


BUTTERFLY PARKは、クアラランプールにある蝶を中心とした昆虫園である。園内の構成は入口→蝶園→展示場→お土産屋となっており、蝶園内は所狭しとばかりに蝶たちが舞っている。少し東南アジアで採集した経験のある人から見れば、特に貴重な蝶がいるわけでもなく、少々物足りないかもしれないが、生きているキシタアゲハやアカエリトリバネアゲハなどを目の前でのんびりと観察できるいい機会になる。
券を買って、入ったところ 上の網には蝶たちが・・・
開園は9時からなので、のんびりと見たい人は比較的温度も低く、蝶たちが活発に吸蜜をしている午前中に来るのがいいだろう。入園料は10シリング。カメラを持ち込むとさらに1シリング払わなければならない。
園内には水槽が置いてあったり、トカゲの檻があったりと少しテーマから外れた展示が少し置いてある。建物側には蛹を入れたケースがあり、運がよければ蝶が羽化する瞬間を観察することが出来る。水も小川のように流れており、池のように水が溜まっているところには、おそらく蚊の発生予防としてソードテールなどのメダカの仲間が放たれている。それでも蚊に刺されてしまうが、これだけの蝶に会うために自然界でどれだけ刺されなければならないか考えれば、いないと言っても良いくらいである。

蛹の展示。羽化を見ることが出来る。
さて、蝶をじっくり観察して暑くなってきたら(それほど長い間入れるほど大きな場所ではないが)、出口方面に進み展示室に入ろう。そこには蝶の生態などがマレーシア語と英語で解説してあり、カマキリ、ゾウムシ、クワガタ、カブトムシ、ヤスデ、カエル、コノハムシ、ナナフシなどの生体が展示されている。
さらに進むと標本室があり、蝶の標本を中心とした標本箱が並んでいる。

部屋を出て最後に出るのがお土産屋で、虫をモチーフとしたグッズが所狭しと並んでいる。主に洋服や装飾品が多く、特にマレーシア産にこだわっているわけではない。あまり蝶に詳しいと間違いなどに目がいってしまい、購買欲が減少してしまう。一部蛾の標本に蝶の触角をつけているのがあった。


やはり、これを見ずにしては帰れない。(アカエリトリバネアゲハ)