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国蝶オオムラサキ


   
オオムラサキ Sasakia charonda ♂♀

オオムラサキは日本の国蝶に指定されています。国鳥はキジです。日本を中心として、東アジアに分布していて、メスの大きさは世界最大級のタテハチョウの仲間に入ります。


▲樹液を吸うオオムラサキ


▲羽を開いたオス。

さて、日本の国蝶はどの様に決まったのでしょうか。国蝶を決めようと言う話が持ち上がったのは、1933年に行われた蝶類同好会でした。その後色々と議論があり、次の点を満たす蝶が国蝶に選ばれるべきと提案されました。

  • 日本全体的に分布していて、簡単に見られる種類であること。(この時は朝鮮半島や台湾も日本でした。)
  • 誰でも知っているような種類であること。
  • 大形で模様が鮮明、飛び方など日本的な種類であること。

候補として上がった種類としては、オオムラサキの他にアゲハチョウ、アサギマダラ、ギフチョウ、アカボシウスバシロチョウ(朝鮮半島に生息)がありました。しかしながら、国蝶を決めるまでには議論も多く、話はなかなか進みませんでした。

しばらくして1956年6月20日、日本で初めて蝶をデザインとした切手が発行されました。これに刺激され、翌年1957年、日本昆虫学会総会でオオムラサキが国蝶として選ばれたのです。


1956年に発行された、日本初めての蝶の切手


オオムラサキが国蝶として決まった後、
1966年に再度発行されたオオムラサキの切手

オオムラサキは、エノキを食樹とする蝶で、冬は幼虫が木から下りてきて、枯葉の裏で越冬をするという習性を持っています。かつては関東平野でも多く見られたのですが、環境の変化についていくことが出来ずに数が減ってきました。冬の間枯葉を掃除されると、オオムラサキの幼虫も気づかれずに一緒に処分されてしまいます。現在は、山地に多くの個体を見ることが出来ます。


▲エノキにいるオオムラサキの幼虫

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